糖尿病について

About Diabetes mellitus

日本人の1,000万人以上が糖尿病

日本人は糖尿病になりやすく2016年の調査では糖尿病患者は1,000万人と推計され増加しています。 糖尿病予備群も1,000万人と推計されており、糖尿病と糖尿病予備群で約2,000万人というのが日本の現状です。
しかし糖尿病患者の約95%を占めるといわれる2型糖尿病では初期段階では症状がなく糖尿病に気づいていない人も多いです。
一般的に糖尿病を見つける身近な方法は健康診断ですが、全ての糖尿病が見つかる訳ではありません。 もし血糖が高めと判定された場合は早期発見と早期対処が重要ですので先ずはご相談下さい。
当院では患者様のその日の病状を把握し、治療方針の決定、早期の治療を行うための精度の高い検査機器を用いた迅速検査が可能です。 糖尿病の治療時に行う主な検査についてご紹介いたします。
尿糖
尿糖検査は、血糖の状態を調べる簡易検査です。空腹時に尿に糖が出て陽性になる場合は、糖尿病がある程度進行している可能性が高いので、詳しい血糖値の検査が必要です。
血糖値
尿糖検査は、血糖の状態を調べる簡易検査です。空腹時に尿に糖が出て陽性になる場合は、糖尿病がある程度進行している可能性が高いので、詳しい血糖値の検査が必要です。
HbA1c
HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は、血液中の赤血球にあり、全身の酸素を運ぶヘモグロビンの特定部位に余った糖がくっついたものです。高血糖になり、血液中の濃度が高い状態が続くと、HbA1cも徐々に増え、一度結合すると120日間は血液中に存在します。 血糖値は、食事や運動で随時変動しますが、HbA1cは過去1ヶ月~2ヶ月の血糖のコントロールの状態(平均)を反映するため、大きく変動しません。 そのため、HbA1cが高ければ慢性的な高血糖状態にあることがわかります。

※HbA1c値は、これまで「JDS値」で記載されていましたが、2012年4月1日から「NGSP値」で記載されるようになりました。例えば、NGSP値での6.5%は、従来のJDS値では6.1%に相当します。これまで日本で広く使用されてきた「JDS値」は、日本以外のほとんどの国で使われている「NGSP値」に比べると、「0.3~0.5%低い」という差がありました。この差を解消するために、NGSP値で記載されるようになりました。